「ダブル・クイック」を知らない子供たち
タイトルはダミーです。深い意味はありません。
「ヒット・エンド・ラン」を知らない子供たち:日経ビジネスオンライン
僕はバレーボールについて語るとき、結構野球に例える。
「野球」の検索結果 - Stay Foolish
そうか、野球はもう伝わりにくいのか・・・
しかしやはり、野球に例えずにはいられない。野球というスポーツが、駆け引きについて、かなり振り返りやすい部類に入るからだ。
ただそれを一般視聴者が振り返れるかどうかの違いはある。野球は1プレー、1プレーの間が長いので、解説者がしっかり振り返ることができる。
一つ前のスライダーが布石となっていましたとか。江川な人、好きだったなー。
野球のそういった駆け引きが醍醐味という事をみんなが共通認識としてもっているから、結果として解説者も育つ。結果的にかなりこじつけな解説でも、それが次の議論につながる。「なるほど、そんな視点もあるのか。」「いやいや、今のは違うだろう」とか。スポーツの中でこういった振り返り文化が一番定着しているのは日本では今のところ、野球なんだと思う(相撲もいい線)。だから野球に例えた数々の用語が生まれているのではないかと。
そういえば戦術的な漫画も多いのは野球だ。ラストイニングとかおれはキャプテンとか、ONE OUTSもぎりぎりそうか。大振りは読んだことないけどどうなんだろ。
ラストイニング 1―私立彩珠学院高校野球部の逆襲 (ビッグコミックス)
- 作者: 中原裕,神尾龍
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- 作者: コージィ城倉
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- 作者: 甲斐谷忍
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ほかの競技でも徐々に見られるようになってきたと思う。サッカーのGIANT KILLINGとか。監督が主役とか、駆け引きが全面にきたスポーツ漫画には目がないので、ほかのスポーツでもそういった漫画があれば、教えてください。
- 作者: ツジトモ,綱本将也
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話はそれたが、バレーボールはこの視点で言えば、かなり振り返りにくい部類に入る。実況がああだこうだ、行ってる間に次のプレーがもう始まっているし、正直同じプレーの繰り返しだから、どこがターニングポイントかといったことは、かなりわかりにくい。しかもディレイ中継がほとんどで、3セット途中からです。なんて言われちゃったら、ターニングポイントも糞もないよね。そういったことの蓄積が結局、振り返るという文化が成熟しない理由だろう。相撲とか、競馬とか回顧しまくりだもんね。成熟しないから解説者だって育たない。名選手が名監督とは限らない、もとい、名選手が名解説者とは限らない。今は、とりあえず今のプレーのすごいところとか、微妙な駆け引き程度に終始していると思う。
たとえばBクイックに入れると、バンチで待ってる相手のレフトブロッカーは無意識にリリースするから、ライトプレーヤーが切り込んでったとか、ブロックで仕留めたプレーヤーを、次のラリーではほかに上げられてノーマークになってもいいから、ブロックでつぶしにかかるとか。野球に例えると、1塁でリードを多くとるとピッチャーがストレート放るからそれを狙うとかか?後者は相手の勝負球をホームランにしたら、次の打者もほかで三振とられてもいいから、その勝負球だけねらうとか。
バレーボールには目に見えないようなおもしろい駆け引きが山ほどある。そんな駆け引きを視聴者に伝わるようにするにはどうしたらよいだろうか。ある試合をセッターが見ながら振り返るなんて番組があったら、結構おもしろそうだなー。でも意外と選手って無意識でやってるんだよなー。北川さんが語る、全ブロック決定とかみたいなー。副音声も手だな。
ただスポーツは往々にして、施策と結果がつながりにくいものである。
完璧な戦術を行ったところで、やられる時はやられる。
完璧な球を放ったところで、打たれる時は打たれる。
だからおもしろいんだわー。
まとまらんなぁ。