あの人は今!?外国人選手編〜東レ〜
外国人が日本のバレーボールリーグにくるようになって、どれくらいになるだろう。
最初の外人はズラタノフということになるのだろうか(ヒストリー SUNBIRDS サントリー)。
そう考えるとおよそ30年。こんな小さな島国に何人もの名選手が来た。
そんな外国人選手を、今どうしているということにスポットあてつつ、振り返りたい。
チームごとに5人程度あげたいと思っている。
ドミトリー・フォーミン
フォーミンが来ると聞いたときにはそりゃ驚いたもんだ。しかしながら、ソ連の英雄はすでに油が抜けきっていた。
ちょっと覚えてないけど、試合中に膝が外れたとかあったんじゃなかったかなー?
今はロシアの古豪、CSKAの監督(代表?)をしているよう。CSKAって昔は強かったんだけど、軍隊のチームらしく資本がないので、今は2部か3部にいるようだ。
ウラジミール・ニコロフ
リーグ通してここ数年では一番ビックネームの外国人だった。
足を引きずりながらのセミファイナルはまさにプロの魂を感じさせた。
今でもセリエA有数のオポジット。一昨年は、セリエA制覇にも貢献した。
ブルガリア代表でもカジースキと並ぶ不動の二大エース。世界一も近い。
アブラーモフ・パーベル
まさに圧巻だった第11回Vリーグの優勝の立役者ともいっていい選手。
外国人を速いバレーにフィットさせた初めての例じゃないかな。
東レから去った後はロシアに復帰。イスクラという強豪チームでキャリアを積んだ。
今年からは、ロシア人にしては珍しく海外(ポーランド)に出て、プレーする。
ロイ・ボール
言わずとしれた世界屈指のセッター。
クイッカーよりボールのトスアップの位置の方が高いなんてこともよくあった。
今はロシアの強豪カザンに所属。来月の世界クラブ選手権に出場する。
ボールがゴールデン・フォーミュラでどんなバレーをするか、たのしみである。
レアンドロ・ダ・シルバ
まさに大砲。非常に打点の高いスパイクが思い出される。
あまりフィットしているとは言えないまでも、リーグ準優勝に導いた。
東レを去った後はブラジルに帰り、今ではブラジル代表に選出されるまでに至っているが、まだ大きな国際大会での出場はない。
ディアズ・ルイス
東レに来たときはまだまだ未熟な22歳。
でも、その大きな幅のあるプレーは将来性を感じさせた。
たしかこの選手の時に、大阪で国近とその仲間たちのジャイキリがあったんだよなー。
今は、イタリアの古豪モデナでプレー(アニメユニのチームですな)。代表でもエースと大きく成長している。
カン・マンスとか張翔、アシェとか書きたいことはあるけど、きっちり見たことないので控えておく。
東レにはフォーミン、ニコロフみたいに完成した選手が来たこともあったけど、東レでその才能を開花させた、みたいな選手も多い。そのあたりのバランスが非常にとれていると感じる。
今年の外国人選手も昨年と変わらずセルビアのボヨビッチ。ライトからの高速攻撃は相手にとっては今年も驚異となるだろう。
追記
最初の外国人選手はズラタノフじゃなかった。
また、サントリーは、第10回大会にブラジル人のアギアル・ジンクを出場させた。これは、日本リーグ初の外国人選手である。
バレーボールVリーグ オフィシャルサイト