Stay Foolish

バレーボール(主に男子)をいろんな視点から見ていくブログ

アジアカップ準々決勝 イラン戦



日本 0-3 イラン
1セットスタメン
伊東 古田 筧本
白澤 菅  高橋 古賀

管理人の戯言〜バレーボール馬鹿の独り言〜の管理人さんが、アジアカップの映像を配信してくださったので、見る事ができた。ちなみにまだこの試合は見ることができる。
http://ja.justin.tv/c/tawagoto/b/267871478 
上記URLの1時間すぎたあたりから試合開始。
3セット目はこちら。http://ja.justin.tv/c/tawagoto/b/267872522
相手のイラン含めて試合自体は相当にお粗末なものだった。ミスで進むゲーム、入らないサーブ、決まらないスパイク、次々に落ちるボール。日本どうこうはおいて置いてもあくびが出てしまうような試合。
肝心の日本は3セットのゲームで相手にミスで献上したポイントは実に26点。1セット約8本強ものミスをしていることになる。イランも決して良くなかったのだが、これでは勝てるゲームも勝てない。1セット目、中盤5点のビハインドから24-23までもっていったのに、24-24からの2連続ミス。これがこの試合の全てであった。

このショックからか2セットは出だしから、失速し10点差をつけられる場面もあった。選手を替えて好転のムードが見られたのだが、3セット目はまた元のメンバーに。結果論だが、2セット目の最後のメンバーでそのまま行ったら、せめて1セットは獲れたのではないか。これに関してはどちらが正解ということでもないが、佐幸監督のこの決断はスタメン6人のメンツがしっかり固まっている高校や大学の戦い方である。チーム内の序列を選手、スタッフ誰もが認識していて、スタメンの6人を誰もが納得している状況なら、大敗した次のセット、1セット目のメンバーに戻すというのはセオリーだが、彼らは12人全員日本代表なのである。状況が好転してきたのに1セット目のスタメンに戻されたのでは、変えられたメンバーというのは、たまったものではないと思う。彼らにも彼らなりのプライドがあるのだ。こういった短期間の選抜チームではチームの一体感が何より重要だと思うのだが、そういったものが失われていないか心配である。

確かにチームが集まってから10日前後で大会ということで準備不足は否めないのだが、それにしてはブロックシステムは未成熟だし、コートの真ん中に落ちるボールが非常に多かった。いや、むしろ戦術よりはモチベーションに問題があるように思えた。
このメンバーは年度当初に53人の枠に全て選ばれている選手たちであるが、半分の選手たちはパンパシを除けば、これが最初の招集。監督も違う。言ってしまえば、場当たり的なチームには違いない。
ワールドリーグ予選が控えている中で、Aチームを送るのは確かに不安であるのはわかるが、違うチームで挑むにしてももう少し良い準備ができなかったのか。僕には彼らがドサ回りをさせられているようにしか見えない。監督とは言わないが、せめてスタッフの何人かはこのチームに送るべきだったように思う。そうでなければ、彼らに報いというものがないではないか。

日程的にも場所的にも53人いっぺんに合宿をする事は不可能にしろ、いくつかのグループに分けて、全員を見る事はできたはずである。むしろそれができないのであれば、53人も選出すべきではなかったと思う。
日本代表に選出されながら、一度も植田監督と話をしていない選手がいなければいいのだが。

久々に愚痴ばかりになってしまった。