Stay Foolish

バレーボール(主に男子)をいろんな視点から見ていくブログ

「25-0」の確率



今日のエントリは大分算数がらみですが、いかんせん私自身、数学に関しては、サイン、コサイン、タンジェントで挫折したへたれ文系ですので、怪しい部分が多々あります。間違いがありましたら、暖かいご指摘をいただけると幸いです。


さて、サイドアウト制の時代では、15-0なんてセットが結構あったわけですが、ラリーポイント制になってから25-0を見たのは一度きりです。しかも男子の試合ではまだ見たことがなく、黒鷲旗でたまたま見ていた女子の試合でのことです。では、実際に男子の試合で25-0が起こる確率というのはどれくらいなのでしょうか?


25-0というのは、最初にサーブ権があるほうが25点取るとするなら、サーブ側の得点率が100%のときの結果です。当たり前ですわな。ですが、あるレベル以上では、サイドアウト側のほうが点数を取る確率が高いので、だいぶ難しいわけです。


そのレシーブ側が点を取る確率をどうするかが問題ですが、この論文から、引用した県レベル高校生男子のサーブサイドの平均得点率は42.56%という数字を使って計算してみます。25-0の可能性というのは、要するにこれが25回連続する確率というわけです。あくまでこのレベルで。


まぁ、実際に25-0が起こるような場合は、もっと実力差があって、平均のサーブサイド得点率が80%以上のような場合でしょうが、あくまで今回は参考までに、ということで。


というわけで行うのは、42.56%の25乗。するってーと、約0.00000005%でしょうか。えーと、約2000万分の1でしょうか。あってます?というかここまでのプロセス、おかしくないでしょうか。
2000万分の1って・・・


もし仮にトップレベルなどでサイドアウト率が75%期待できるとした場合、サーブ側の確率は25%ですから、25%の25乗として、約0.00000000000009%ですね。もう0の数を数えるので精一杯です。えーとこれは約11兆分の1でしょうか。あー、なんか計算が正しいか、すっごい不安になってきました。もう桁数についていけません。たぶんこれは男子トップレベルで、25-0を見られるのは約11兆分の1セットってことですよね。大分気の遠い話ですね。あってるかわかりませんし…


しかも、実際には6-0、7-0とかになればサーブ打ってるほうも気が緩むし、なんか申し訳ない気分にもなるでしょうから、たぶんこれより低い確率になると思います。
男子のトップレベルの試合での25-0なんてのに、一回巡り会ってみたいものです。棄権があれば、まぁ、見たことにはなるんでしょうか。