Stay Foolish

バレーボール(主に男子)をいろんな視点から見ていくブログ

もし14/15男子Vプレミア決勝第1セットがサイドアウト制だったら




今更感が充分ある感じなのですが、ふと思い立ったので、調べてみました。
そもそも以下の記事の焼き直しみたいな内容ですけど。
得点経過からサイドアウト率を計算する - Stay Foolish


たぶん携帯の方はちょっと見づらい記事になっているかもしれません。すみません。
JT-サントリーの対戦となった2014/15男子Vプレミアリーグ決勝第1セットといえば、41-39というスコアに達したとても白熱したセット。



その第1セットがもしサイドアウト制の時代だったら、どのような結果になっていたでしょうか。


まずデータはVリーグオフィシャルサイトから参照しました。
帳票では得点推移のデータは見られないので、ライブスコアを参照します。(追記:ライブスコアにおける得点推移のデータはVリーグオフィシャルサイトの有料会員にならなければ見られません。すっかり忘れていました。)
過去のライブスコアを見るには、URLを直打ちしなければなりません。id=以下に帳票を見る時にURLに入っている試合idを打ち込めば、過去のライブスコアでも見ることができます。どこまで過去のライブスコアが見られるのでしょうか、今度やってみましょう。
http://www.vleague.or.jp/vscore/?id=22985&set=1


表計算ソフトにコピペして、得点推移の図を作ってみました。それが右の図ですね。
エクセルもアドビCSも手元になかったので、google docsとgimpで作ってみました。わりと大変でしたけど意外とできるものですね。
この辺の作り方なんかもね、いずれ記事にしたいと思います。


ではここから本題。
サイドアウト制では、サーブ権のある時のラリーをとらなければ得点になりません。
つまりブレーク得点のみがサイドアウト制での得点になります。右の図でいえば、垂直線のみが得点ということです。
というわけで数えてみましたが、この41-39で終わった第1セットは、サイドアウト制ではまだ9-7ということに。
サイドアウト制の頃は15点でしたから、約2/3しか終わっていないという結果に…


ちなみに、もしこのペースで試合を続けた場合、サイドアウト制で15点とるには、ラリーポイント制に換算すると、期待値で68-66ということに。ははは。


そもそもデュースが続くということは、サイドアウトが続くということなので、こういう結果になってしまいます。
この第1セットは点差も終始2点差以上開くことはなく、実に展開的にはレベルの高いセットだったといえます。
こんなんだったら、そりゃサイドアウト制の時代は試合の時間読めんわということになりますわな。