いわゆるアンラッキー
昨日からやたら「宇佐美 ケガ」といった検索ワードで訪れる方が増えてます。
宇佐美大輔の欠場 - Stay Foolish
昔に書いた上記のエントリに行ってしまってるようですが、ご勘弁ください。
というわけで、昨日の宇佐美選手のアクシデント。
仮に宇佐美選手が出場していたら、どうなっていたか…それは誰にもわかりません。ただ、選手たちの動揺は明らかでした。
ただ、基本的に宇佐美選手がいなかったのが敗因とは思っていませんので、あしからず。
「中国の陰謀」、「わざとだ」なんて意見もあるようです。
まぁ、わざと狙ったという可能性も捨てきれませんが、個人的には「公式練習というシステムの中で起こった不運」というまぁ、言葉にしてしまうとありきたりの意見を持っています。基本的に公式練習中にボールが顔面に…というケースはあまりありませんが、種々の偶然が重なり、あのような結果になってしまいました。テレビで見ただけなのですが、ちらっと解説してみましょう。
公式練習を合同でやる場合、アタックを打つ時にはは両チームが両サイドに分かれて、スパイクを打ち合う形が一般的です。この辺は前にエントリを起こしました。
そして、そのときには基本的にお互いにストレート側に打って、ボールを相手に当てないようにするというのが、暗黙の了解になっているようです。言ってみれば不文律ってやつですね。
暗黙の了解というか人として、というレベルでしょうが。
そして、時間がたつと(4分くらい)、お互いレフト側で打っている形から、位置を変え、ライト側から打ち合う形に変わります。
アクシデントはこの時に起こりました。日本が早めに移動したため、中国の12番の選手が、一本くらいレフトからクロスに打つ練習をしたかったのかわかりませんが、クロスに打ったボールが宇佐美選手の顔面にヒット。
普通、試合前のスパイク練習であの角度に打つことはあり得ないのですが、レフトからライトへ切り替わるところ、最後にレフトで打ってからライトに行こうとした中国選手のタイミングの悪さ、若干ネットから離れて、当たり得る角度にいてしまった宇佐美選手となかなかの不運が重なってしまいました。
この局面でクロスに打ってもいいのか、とかそのあたりは不文律のなかでもさらに微妙な部分で、誰も責められないというのが、正直なところ。ああやって切り替え時にクロスに打つということ自体は世界中のどこでも見られる光景です。
宇佐美主将は打撲 今日からプレーOK - バレーニュース : nikkansports.com
大事に至らずなによりです。今日、確かに大事な試合ではありますが、無理はなさらぬよう。