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バレーボール(主に男子)をいろんな視点から見ていくブログ

リオ五輪のバレー予選プロセス調べてみた



リオ五輪開幕まで約2年ということでちょっと調べてみました。
ググってみると、FIVBやリオのほうではそこまで詳細なシステムは出ていませんでしたが、NORCECA(北中米バレーボール連盟)にこのような資料が。

http://www.norceca.net/2014%20Events/WORLD%20Olympic%20Qualification%20RIO%202016.pdf


こちらの資料をそのまま鵜呑みにして、解説してみます。
ちなみにこの資料によれば、男女全く同じプロセスで行うようです。

1.開催国 ブラジル

2.ワールドカップ2015の上位2チーム

来年からは夏開催となるワールドカップ。以前までは3チームがここで決まっていましたが、2チームのみに。ブラジルがここに入ってきたら、3位チームがオリンピック出場となるでしょう。

3.各大陸予選勝者5チーム

今回も日本は最終予選との共催ということになるわけですな。

4.世界最終予選inJAPANの上位3チーム+アジア最上位

これ、かなりの日本優遇システムと言えます。イランが上位枠で抜けてしまえば、現状のランクからいえばオーストラリア、中国に勝ってしまえば五輪に行けちゃうわけですね。
ただこの予選のレベルは非常に高く、ヨーロッパの2位3位、南米の2位、北中米2位がやってきます。ワールドカップ、大陸予選の結果如何ですが、ここが一番面白そう。

5.世界最終予選in somewhereの勝者

裏最終予選といったところですかね、北中米3位、南米3位、アフリカ2位3位といかんせん盛り上がりに欠ける面子。これ普通に北中米、南米だったら2位より3位になるほうが、チャンスあると思うのですが…


とまぁ、なんかいまいち整然としていない印象を受けるので、これは最終決定ではないという気がしています。このシステムではヨーロッパが黙っていないでしょう。
ロンドンでは開催国枠を抜いて11チーム中6チームがヨーロッパでした。このシステムではヨーロッパは最大で5チームしか送り出せません。あくまで最大という話で実際には4チームになると思います。これが北中米連盟の資料と考えると、こういう方法にしていこうというあくまでプレゼン資料なのかもしれません。これならあわよくば北中米を4は送り込めますからね。
ただ確かに前回の最終予選3か所の勝者がすべてヨーロッパと考えると、こういうアイデアが出てきてもおかしくないのも事実。どのようになるでしょうかね。
ただ各大陸1枠は担保して、あとはそこまで気にすることでもないとは思いますけどね。