Stay Foolish

バレーボール(主に男子)をいろんな視点から見ていくブログ

まずは一安心。



この3日間分の映像を全く見ていないので、何とも言いようがありませんが、とりあえず世界選手権出場おめでとうございます。
来年、出る大会がないという最悪の事態は防がれました。

スタッツを見る限りでは、石島選手が復調したようでなによりです。セッターを挟むほうのレフトは、石島選手、越川選手、米山選手とだいぶ固まってきました。こうなるとロンドンに向けて急務と言えるのが、清水選手と福澤選手のバックアップ探しでしょう。このまま行けば、この二人によっぽどの事がない限り、ロンドンでもスタメンを張ることはほぼ間違いないのではないでしょうか。現時点では両方のバックアップを前田選手が担っているというのが現状です。前田選手は攻撃能力を考えると申し分はありませんが、両ポジションともブロックも重要視されます。そうなると前田選手では十分ではないという評価を下さざるを得ません。今大会にしても、福澤選手がKOして、もし前田選手をINした場合、清水選手にアクシデントがあった場合には、越川選手を入れざるを得ない状況になったはずです。もちろん現時点のメンバーが中心にはなるでしょうが、新顔にもちょっと期待です。
ではどのような選手に期待すべきでしょうか。ロンドン目線で考えたいと思います。完全主観ですよ。

清水選手のバックアップ

やはり点取り屋。Vリーグでは外国人選手が多く入るポジションですから、なかなか頭角を現しにくいポジションです。古田選手はあえて外しておきましょう。カッコ内はロンドン時の年齢(数え)です。
出耒田選手(21)

  • いろいろなポジションをしているようですが、今行われている世界ユースでは、オポジットに落ち着いているようです。ブロックも期待できますから期待です。

柴小屋選手(27)

  • ロンドン時は油の乗った時期です。サントリーでどれだけチャンスをつかめるかにかかります。

冨士田選手(24)

  • 速いトスを打ちきれるところは魅力的ですが、なにぶんケガが多い。

福澤選手のバックアップ

こちらも攻撃力重視です。前衛二枚時にバックアタックを打ちきる能力も求められます。
相手オポジットとも対峙するマッチアップブロッカーになることが多いですからブロックも不可欠です。ただ、こちらは石島選手や越川選手を使うこともあると思います。

  • 八子選手(24)

最有力ですね。進路が気になります。何でも器用にこなせる選手ですから、ロンドンでの代表入り*1はよっぽどのことがない限り、堅い気もします。

意外に期待しているのがこの選手。どうも伸び悩んでいる気もしますが、甲斐選手の移籍で今年はある程度の出番が見込まれます。化けてみましょう。

  • 伊藤選手(23)

千々木選手とどちらを推すか迷いましたが、現時点での器用さを買いました。順調な成長を期待します。

あくまで、必要な要素だけをみてピックアップしているだけなので、実際にはどのような可能性も考えられます。たとえば米山兄弟のレフト対角だって十分あり得る話だろうし、これからの成長次第では冨士田-八子の同い年レフト対角だって十分あり得ます。

まだまだ若い選手には無限とまでは言えませんが、多くの可能性があります。そんな可能性を指導者がつぶすことだけはして欲しくない。そう願うばかりです。ただ選手をつぶしたことのない指導者はいません。同時にどの選手にだってつぶれる可能性だってあるし、NECの奥選手のようにどんな事が起こるかわかりません。そう考えると、何事もなく、それぞれの選手の目指すものがかなってくれればいいと思う程度に留めておきたいと思います。

*1:そもそもいければね