今年、男子Vリーグはミカサのボールが試合球として使用される。
昨年は男子がモルテン、女子がミカサだったので入れ替わった形になる。
モルテン
ミカサ
やはり二つのボールの差は大きいように思う。
傍目から見ていても、ミカサボールのフローターサーブはよく変化するし、スパイクはふけやすいように思う。モルテンボールはスピードが出やすいように個人的に感じる。
そろそろどなたかの論文の登場を待ちたいところである。
今年、ボールが入れ替わったことで、昨年と比べて、サーブレシーブの成功率やサービスエースの本数がどれだけ変わるかも興味の一つである。
それこそちょっと昔まではモルテン、ミカサ、ミズノ、タチカラと様々なメーカーのボールがあって、それはそれで苦労した覚えがある。
世界的にはFIVBと契約している関係もあって、ミカサボールがかなりのシェアを誇るが、ヨーロッパ各国のリーグではたぶん唯一イタリアリーグがモルテンを使用している。ただそのかわり、ミカサのユニフォームが結構なシェアを持つあたりがおもしろい。日本でミカサのユニフォームなんて全然見ないのに。
チャンピオンズリーグなどのヨーロッパリーグではミカサボールを使用するので、イタリアリーグの選手たちは1週間に二つのボールを使い分けなければならない。結構苦労しているんじゃないかと思う。それでもここ2年イタリアが優勝してるあたりはやっぱりレベルが高いっていうことなんだろう。
日本でも今年の天皇杯は男子がモルテン、女子がミカサで行われる。契約の関係だろうが、Vの選手にとっては良い迷惑だろう。天皇杯決勝まで行くチームはその二日後には違うボールでVリーグを戦わなければならない。疲労も含めて、なかなか難しいところだ。なにもわざわざ男女逆にしなくてもいいだろという感じもする。
そして、インカレもモルテンで、ずっとモルテンで練習してきた大学生。
たかがボールとはいえ、大学勢にとって有利な材料となる。特にサーブに強いどこかの大学にとっても。