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Stay Foolish

バレーボール(主に男子)をいろんな視点から見ていくブログ

イランのバレー観戦は女人禁制



イタリアで開かれているワールドリーグファイナルの録画をlaolaで見ていたら、こんな場面があった。

女性がメッセージの書かれた横断幕を挙げていたのだが、その横断幕をよく見ると、

MR ARI GRACA,
We, Iranian Women, need your help to enter our stadium!

と書かれていた。
アリ・グラッサというのは国際バレーボール連盟の会長。
「会長、私たちイランの女性が私たちのスタジアムに入るためにあなたの助けが必要です」と。


イランではもともと宗教上の理由から、スタジアムで女性がサッカーを見ることは法律で禁止されていた。
先月、その観戦禁令が厳格化され、女性がバレーボールの試合に来ることもまた、できなくなった。
テヘランで開かれたワールドリーグでも、12,000人収容のスタジアムは満員であったが、そこに女性の姿はなかった。ブラジルから取材に行ったメディアの女性も会場に入ることができなかったというから、なかなか大変である。


この日に行われたイラン-ロシアでは、イラン人と思われる多くの女性が試合を応援していた。わざわざイランから来たのだろうか。


2008年にはサッカースタジアムに入れないイランの女性たちが男装してスタジアムに潜り込むという映画『オフサイド・ガールズ』も公開された。
オフサイド・ガールズ
バレーボールではさながら『オーバーネット・ガールズ』といったところか。


バレーボールがサッカーに加えて、観戦禁止のスポーツに位置づけられたというのも、イラン国内での盛り上がりの証左であろうが、いかんせんナンセンスな話である。
しかし、ナンセンスで片付かないのが宗教、ということなのだろう。