Stay Foolish

バレーボール(主に男子)をいろんな視点から見ていくブログ

今こそ日本に来てほしい外国人監督7選



今が旬だろうということでちょっと書いてみる。
ほんとはマッカーチョンとかベラスコとかロサノとかも挙げたいところであるが、さすがに実現度があまりに低いものは割愛してみた。


実現度が低いとはいえね、2020五輪には開催国で出場できるというのは各国の監督にとっても大きなメリットになると思うよ。

ベルナルド・レゼンデ(ブラジル)


photo by FIVB
言わずと知れたベルナルジーニョだが、やはり2016リオが一区切りとなるはず。欲を言えばレルバッシと共に来てもらい、日本の普及育成から抜本的に見直していただきたい。
もちろん実現度としては相当低い話であろうが(予想だが政治家になるよ、たぶん)、彼が来ることが一番の理想だとは思っている。

アンジェロ・ロレンツェッティ(イタリア)


By MaryG90 (Own work) [CC BY-SA 3.0 (http://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0)
イタリア人のロレンツェッティはモデナの監督だったため、石川君ともやっているのでご存知の方も多いかもしれない。ナショナルチームでの監督経験はないので、そこは若干不安ではある。圧巻はオポジットにスーパーエースを置かないでスクデットを獲得した2008/09年シーズンのピアツェンツァ。柔軟な采配に恐れ入った。今年もモデナでスクデットを獲得している。
もちろん人によって異なるであろうが、特にラテン系ヨーロッパの監督はチームを抜本的に変えるというよりは、あるものをうまく組み合わせて結果を出すというマインドが強いように思う。なので、就任しても大きく変わった!という部分はあまりないかもしれない。

マルセロ・メンデス(アルゼンチン)


photo by FIVB
ベラスコ、ロサノ、カステラーニetcと世界中で成果を挙げているアルゼンチン人監督であるが、ブラジルスーパーリーガを3連覇中のクルゼイロの監督、マルセロ・メンデスもアルゼンチン人である。バレーの本場ブラジルには外国人監督はほとんどおらず、そこで結果を残しているというだけでもすごいことであろう。たぶん次期ブラジル代表監督はこの方かガビオ・ジオバーニになるんじゃないかなぁ、と踏んでいる。
乱闘でキレてしまった選手を自ら取り押さえる姿はちょっと惚れてしまう。
Mario Jr. (RJ Vôlei) x Serginho (Sada/Cruzeiro) - Desentendimento Pesado após Jogo. HD (26/02/14) - YouTube

マーク・レベデフ(オーストラリア)


photo by FIVB
ご存じわが師匠のオーストラリア人、マーク・レベデフ。
ただあくまでブロガーとして、バレーボールを観るものとして、尊敬しているので、指導者としてそこまですごいかと言われたら、そこは若干疑問符はつく。ただドイツブンデスリーガでの優勝など実績はある。
At Home On The Court | Volleyball Thoughts by Mark Lebedew

ラドスティン・ストイチェフ(ブルガリア)


photo by FIVB
ストイチェフは現在イタリアトレントの監督でブルガリア代表の監督を務めていた時期もあった。カジィスキのお師匠さんとしても知られている。
トレントでの世界クラブ選手権4連覇などの実績も持つ。ぜひね、もう代表にはいかないカジィスキも手伝っていただいて、日本の選手たちにサーブを打ち込んでいただきたい。
練習が厳しいことも有名である。

アンドレア・アナスタージ(イタリア)


photo by FIVB
現在はポーランド、グダンスクで指揮をとるアナスタージ。イタリア人監督はいっぱいいるけど、実際世界でほとんど勝てないってのは以前どこかで書いたんだけど、男子バレーで国際大会を制したことのある唯一の監督がアナスタージである。アナスタージは人当たりがとてもよく、人格がとても良いと聞く。まぁ、もちろん世界で結果を残す監督ってのは人当たりなんかはみんないいんだろうけど。いや、ストイチェフは破綻してるってのもよく聞くな。

グレン・ホーグ(カナダ)


photo by FIVB
現カナダ代表の監督なので、ご存知の方も多いはず。クラブはトルコのアルカスを見ておられ、なかなか多忙ではある。
やっぱりディフェンスが緻密だなぁと感じる。ちなみにカナダ代表のホーグ選手は息子さん。
もちろんカナダが放すはずがないので、実現度は低いが、前田健さんの絡みでなんとかなんねーかなと妄想はしてしまう。



ざっーとプラス実現度が低いのばかりあげてみたが、やはりクラブで監督している方はちょっと難しいかなぁと思う。
もちろんVリーグで監督されている外国人、特にクリスティアンソンなんてのも面白いだろう。


まだまだルビンの監督でルーマニアのクレトゥとかジラートバンクのベニーテスとか、ロサノ右腕のキケーロとか、気になる監督は結構いるんだけど、誰が来るかは大した問題ではなくて(いやまぁ大事だけども)、日本バレーボール協会が呼べる体制になれるか、というのが唯一のポイントになるだろう。