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バレーボール(主に男子)をいろんな視点から見ていくブログ

ユニバとU23の棲み分けをどうするか



FIVB Volleyball Calendar confirmed for 2013 | FIVB - Press release


2013年の国際大会の大まかなスケジュールが発表された。
目を引くまず一つ目は、世界クラブ選手権が秋開催から春開催(5月上旬)に変更されたこと。
これはどうしよう。ヨーロッパなどは3月中にチャンピオンズリーグが終わるからいいのだろうが、そのほかの地域にしてみれば、リーグの王者を決める→地域の王者を決めるというプロセスがあるので、5月上旬というのはいかんせん日程的に厳しい。後述するが、JVAの方で今日発表されたアジアクラブ選手権の日程は4月21日〜29日。ちなみに日韓トップマッチが4月21日にある。アジアクラブ選手権に出場できるのはレギュラーラウンド1位だが、この出場チームがかぶったらどっちを優先させるのか。これはなかなか見物である。


二つ目は23歳以下の国際大会、U23世界選手権が新設されたこと。
時期は8月2-11日となっている。U23と聞いて思い浮かぶのはユニバ世代である。
ちなみに来年のユニバは7月6-17日の日程でロシアのカザンで開かれる。まぁ、日程も近いし同じチームで行けばいいんじゃないということになるのだろうが、ここで問題が一つ。
筆者の推測が正しければ、ユニバとU23、出場可能年齢が微妙にずれる。
ユニバは大学等卒業後2年まで出られる。日本で言えば、小澤千々木世代。
U23はあくまで生年月日ベースなので、おそらく1991年1月1日生まれ以降の選手に出場資格が与えられる。日本で言えば2011年ジュニアに出た世代、つまり出耒田伏見世代以降の選手となる。
このあたりの違いをどう埋めていくかは今後の課題となろう。大学生は両チーム掛け持ち、もしくはユニバも大学生のみで挑むという考え方も出来るだろう。


ただし、問題が一つ。
同じく本日リリースのあった
2013年度主要国際大会スケジュール発表 - 日本バレーボール協会
では、U23世界選手権は華麗にスルーされている。まだ情報が入っていない等の理由はあるかもしれないが、予算とってないから出られないという可能性もなきにしもあらず・・・


正直このU23世界選手権、意味があるのかとは思ってしまう。
23歳と言えばそう若くはない、あえてカテゴリを区切って大会を作ることは果たしてどのような成果を生み出すだろう。
サッカーみたく、オーバーエイジ制度とかあったら面白そうだけど。


ちなみに個人的には日本はやっぱりすったもんだでワールドリーグに出られるんじゃないかぁと思ってます。