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バレーボール(主に男子)をいろんな視点から見ていくブログ

きょうのセッターその3 ファビオ・ヴッロ




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とりあえず動画の1分43秒からのラリーで、コート後方外からティモンズへのサイドセットを見るだけでも十分だ。


過去のセッターを含めた好みの問題でいえば、ヴッロは私の中で3本の指に入るセッターだ。ちなみにヴッロ、グルビッチ、ジャネッリの3人。ボールが軽く見えるセッターが好みなのである。
1964年イタリア生まれでセリエAでの優勝回数は8にものぼる。いかんせん知名度がそこまで高くないのは、代表でのプレーがあまり多くないからだ。このへんは私も細かいニュアンスを訳しきれないのだが、ベラスコとの不和があったらしい。なので、1996年のアトランタオリンピック、オランダに決勝で僅差で敗れたが、ヴーロがいれば優勝できたのではないかというのは、まだオリンピックで勝ったことのないイタリア人の間でまことしやかにささやかれている。


大型セッターの走りであると思う。80年代前半、190以上あるセッターは稀ではあったが、ヴッロは198㎝あった。
その時折見せるジャンプサーブも非常に強いものであった。
素早いセットアップと動かない上半身。やっぱりソリッドな感じのセッターとリキッドな感じのセッターってあると思うのだが、ヴッロはソリッドの代表格かと思う。