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この動画のパイプのタイミング、なかなかに攻めてる。
デペステレは主に2000年代に活躍したベルギーのセッターで、今年43歳になるが、まだ現役の左利きのセッターである。
あまり大きなタイトルはないが、約10年ベルギー代表のセッターであったし、母国ベルギー以外に7か国渡り歩いた傭兵セッターでもある。
セッターは左利きのほうが有利、というのは定説であるが、言うほど左利きのセッターがいないのではないか、ということに思い当たる。
そもそも左利きの人数は多くないので、気にするほどの問題ではないのかもしれないが、もっといてよい気もする。とはいえ、ここまでリカルド、ストークですで二人紹介しているし、全くいないというわけでもないので、何とも言えないのであるが、個人的には利き目の問題的にセット技術習得にはなかなか苦労をする、と考えている。ただそこまでの問題とも思えないし、左の強いツーアタックというのは大きなメリットだ。
やはり基本的には右利き目の方がセットはイージーだと考える。もちろん端から見ていて利き目なんてわからないのだが、バックセットの後、基本的にどちら回りでライト側に正対するかで利き目がわかるんじゃないかな、と思っている。右回りなら右利き目、左回りなら左利き目。あくまで個人的な手法なので確証はないし、信頼しないでほしい。それでいくと、たぶんグルビッチは左利き目だし、リカルドは右利き目。ただセットの技術的に回りが入っている場合もあるし、必ずしも当てはまらないとは思うので、都市伝説くらいに思っといていいだろう。
って、なんの話してたんだろう。そうだ、左利きのセッター。
デペステレは左利き、しかもスパイクやサーブの踏切は逆足なので、パッと見、かなり違和感のあるセッティングをする。
少しタメのある、若干ジャンプ落ち際のボールタッチであまり肩の向きというを気にしていない。バックセットはほとんど斜め45度バックセットといった感じ。
どうしても我々は定着したイメージというのがあるので、左軸でボール追っていく感じとか、かなり頭と離れたところでボールタッチするところに違和感はあるわけだが、別にこれはこれで面白いし、良いなと思う。
長い距離のセットがピタッとハマるんだ、デペステレは。
対角線となるコート奥からのセットが秀逸で、絶妙な軌道というのだろうか。
またデペステレが面白いのはサーブで、前述のように逆足なのでタイミングを外されるのかなかなか高い効果率を残していたように思う。
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