Stay Foolish

バレーボール(主に男子)をいろんな視点から見ていくブログ

昔のバレーボールを見てみよう('84ロス五輪)




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今日は前回(86年)よりさらにさかのぼって、1984年のロサンゼルス五輪決勝、アメリカvsブラジル。東西冷戦の影響から、西側が不参加だったモスクワとは逆に、この大会は東側の国が不参加。モスクワで金銀銅であったソ連、東ドイツ、ブルガリアがロスには出場していない。アメリカの五輪初優勝はもちろん優れた選手、システムだけではなく、こういった政治的背景も無関係ではなかった。


この決勝戦が行われたのは1984年8月11日。超余談だが、この日に産まれたVリーガーが居る。そう、この年は越川、富松選手をはじめ、超豊作世代の84世代。それは・・・サントリーの二木選手。はい、それだけでござる。


アメリカはこの大会、2枚サーブレシーブ、リードブロック、データバレーと革新的な戦術を用い、この大会優勝した、といわれている。
アタッカーの分業を促進した2枚サーブレシーブはカーチ・キライをはじめとする西海岸出身の選手が、ビーチバレー出身なことが大きかったと言われている。当然ビーチは2人しかいないのだから、2枚サーブレシーブも違和感なくできたわけだ。結局、新しい戦術導入を阻害するものは、選手、監督の固定概念、ただ一つなのだろう。
これは昔、人から聞いたので、全く根拠のない話。間違っていたら訂正していただきたいのだが、リードブロックを発案したのは、コンピュータを使った戦術解析、いわゆるデータバレーをするためにダグ・ビルが招いたエンジニアという話を聞いたことがある。エンジニアはバレーボールをしたことがないから、理論的に考えて、なぜ相手のトスを見てから反応しないのか?と言った、という話を聞いたことがある。これももし本当であれば、アメリカチームが固定概念を超えたということを表すエピソードであろう。


といいつつも、実はこの動画を見るとブラジルもリードブロックも、2人制サーブレシーブもやってるんだよな。ブラジルがビーチバレー盛んな面があるから2人制はまあいいとして、アメリカだけ革新的にはじめたというわけでもないのかもしれない。普通に考えればリードの方が確率高いわけだし。ただブラジルはほとんどコミット。9:1くらいでコミット。アメリカもコミットは結構多くて6:4くらいでコミットだろうか。
アメリカがこの前の大会で事前にやっていたのを取り入れたのかもしれない。


どうしても昔のことは、オリンピックが節目で新しい戦術が産まれたと勘違いしてしまうが、普通に考えれば、いきなり本番で新戦術やるなんてことはないもんな。2,3年前に取り入れて、本番では精度の高さが試されるという流れなんだろうな。たぶん。


というわけで動画を見ていこう。


以前、最初のスーパーエースはティモンズだなんて言ったこともあったが、おそらく違う。というかこの時点ではアメリカのオポ、パワーズだし。というか前回の記事時点(86世界選手権)でまだパワーズだったし。


いきなり0:18に見られるのはサーブブロック。いやぁ、深セン、いや、新鮮。サーブブロックが禁止になったのはこの大会の後。なので、サーブブロックがおこわなれた最後の大会ということになる。この後もサーブブロックを常に狙ってる。ダルゾットも微妙にブロックを越すコースで打っているのが心憎い。


0:44にはイエローカードが出される。簡単にイエロー出すんだな。しかもなにをしたのか良くわからないし。笑顔でイエローってなんかおもろい。ちなみにこのときのブラジルの監督は後にイタリアを率いて世界選手権を獲るベベト!
1:04にはダルゾット、サービスエースと思いきやアメリカボールに。ネットにかかったらミスになることをすっかり失念。慣れってこわい。
1:21 ダルゾット、パイプ打ってるじゃん。まぁ、2ndテンポだけど。やっぱ川合さんあってたわ。
1:56 ブラジルはスタック。前回のソ連の対応といい、前衛2枚のキライに対しては、スタックで対応というのが世界的なスタンダードだったのかもしれない。

4:47 出たっ!!ベルナルド・レゼンデ!ベルナルジーニョ。まだ当時25歳なのに頭ちょっとキテますね・・・正面からなんてブルーノにめちゃくちゃそっくり。背番号1とか絶対親父意識してつけさせただろ・・・


まぁ、特筆すべき局面はそれくらいだろうか。もうちょっと画質が良ければいろいろキャプってやりたかったのですが。
結局、好き勝手書いてるだけになってしまったなぁ・・・


バレーボールが個対個の戦いから、オフェンス対ディフェンスに遷移するのは、このあたりがターニングポイントなのかも知れない。
といいつつ、僕もこの年産まれなので、時代の空気感というものがわからないので、何とも言えないわけであるが。