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バレーボール(主に男子)をいろんな視点から見ていくブログ

ロシア、9年ぶりの戴冠




2011ワールドリーグはロシアが優勝した。シニアの主要国際大会では、2002のワールドリーグ以来の優勝となるので、実に9年ぶりの戴冠となった。


2000年代、ロシアは実に多くのメダルをとってきた。しかし、金色のメダルは前述のワールドリーグの1枚のみ。オリンピックはシドニーから銀、銀、銅。世界選手権は2002年の銀。ワールドカップは2007の銀。ワールドリーグは銀が2回、銅が4回もあった。欧州選手権でも銀が2回、銅が2回・・・まさに蓮舫さんの「2位じゃダメなんでしょうか?」を地でゆく状態であった。


圧倒的な高さや選手層の厚さからいつも優勝候補にあげられながら、決勝や準決勝といった重要な試合でいつも力を発揮できずに終わる。そんなことを繰り返していた。だいたい大事な試合で何が何でも勝つという執念みたいなものが欠けていたように思う。少し点差が離れるとすぐゲームをあきらめてしまう。そんなゲームばかりだったような気がする。
2002年に勝ったときはいい意味でロシアっぽくないヤコブレフがチームを牽引したことが大きかったのかもしれない。


ゾルジの言うように今大会のロシアはたしかに違って見えた。自信にあふれ、感情を表に出し、執念深く戦った。
しかし、ワールドリーグはワールドリーグ。最後に三大大会を勝ったのは1999年のワールドカップ。今秋、11年ぶりの優勝でオリンピックを決めたいところだが、案外またユーロでこけそうで怖いんだよなー。