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バレーボール(主に男子)をいろんな視点から見ていくブログ

2016リオ五輪ヨーロッパ予選プレビュー~ベルリンの死闘の幕が上がる~




image by CEV


さぁ、2016年最初のビッグイベントです。
リオ五輪出場を懸けたヨーロッパ予選が早くも新年からスタートです。
今月5日から始まるこの大会のために、多くのヨーロッパのスターたちが元旦から練習をしたことでしょう。
お疲れ様です。


グロゼルなんかは元旦から韓国の試合があったんですけど、さすがにそれはキャンセルして29日の試合を最後にヨーロッパに帰りました。
お疲れ様です。


ヨーロッパのランキング上位8チームが出場でき、リオへの直接切符を得られるのはわずか1チーム。最終予選へ2チームしか進めないという地獄のトーナメント。欧州選手権2位のスロベニアですら出場できないというハイレベルなトーナメント。オランダもチェコもスロバキアもクロアチアもスペインもトルコもチャンスすらないわけです。


それではどのような予選になるのか見ていきましょう。
8チームが二つのプールに分かれ、総当たりで上位2チームが準決勝に進出できます。

プールA

ドイツ
ポーランド
セルビア
ベルギー

この中ではベルギーが若干劣るとはいえ、ベルギーは事前練習試合でフランスにも勝っており侮れない存在。
ドイツ、ポーランド、セルビアのうち1チームはこの予選ラウンドで五輪行きが潰えてしまうわけです。もったいない!
ドイツは前述のようにグロゼル疲れてるんじゃないかなーというのが気になるのですが、なんとかなるでしょう。クロムが久々復帰でクロム-フロム対角もあるかなと思いましたが、残念ながらクロムが離脱。
ポーランドはザグムニの復帰が噂されましたが、ワールドカップとほぼ変わらぬ面子。クビアクも怪我情報ありましたが、なんとか大丈夫そう。
セルビアはお兄ちゃんコバチェビッチが代表引退。やっぱりセッターがネックじゃないですかねぇ。

プールB

ロシア
ブルガリア
フランス
フィンランド

こちらもフィンランドが少し落ちますかね。こちらもロシア、ブルガリア、フランスの1チームが消えるというのは何とももったいないというかなんというか。
ロシアはムセルスキーが家庭の事情を理由に代表を離脱。ワールドカップのバタバタ感を見ていると何とも不安があります。
ブルガリアはソコロフの怪我からの復帰状態が気になるところ。事前の練習試合には参加しておらず、ちょっときついんじゃないですかね。
フランスはスタメンがきっちりそろえば盤石かと思います。



この予選が終わるころには北中米予選も終わり、日本の最終予選に来るチームもすべて出そろうことになります。現時点で日本、イラン、オーストラリア、中国、ヴェネズエラが確定しています。個人的な予想ではポーランドとセルビア、キューバが来るかなぁと思っています。