Stay Foolish

バレーボール(主に男子)をいろんな視点から見ていくブログ

最近気になる世界の若手選手2020



最近は、サブスクの発達などもあって、いろいろな国の、いろいろなカテゴリのバレーボールを見られる方が非常に増えた印象を持つ。
私のように広く浅く見ているタイプではなかなか気づかないであろう点をtwitterなどでよく拝見している。
なので、たぶんそれぞれの守備範囲ではもっと気になる若い選手が大勢いるだろう。SNSなどでも教えていただけたら幸甚である。


世代わけはあくまで日本式4月~3月生まれで区分。

2001年世代(高橋、水町世代)

ロク・モジッチ(スロベニア、OK Maribor)

たぶん5,6年のうちにはイタリアトップ4のスタメン張ってるんじゃないかと勝手に思っている。
日本でいうところの高3世代のくせにもうフル代表入って、線の細さは目立つものの、まわりに遜色ない働き。
そのくせ、去年のビーチ世界ジュニアベスト8って、なんだよ、それチートかよと。
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マーロン・ヤント,エレラ(キューバ、Chaumont VB 52 Haute-Marne)

レオン15歳の衝撃と比べれば、もちろん大分劣ってしまうが、現キューバ代表レギュラー、ヤントもなかなかのもの。202cm、75kgって公称なんだけど、205cm、90kgぐらいのサイズ感があるっていうか、たぶん実際にある。
これでレセプションもそれなりにこなしてしまうのがキューバの恐ろしいところ。
バレーボールがキューバ人集めゲームになりつつある昨今、どこのトップクラブに行くことやら。
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2000年世代(大塚、佐藤世代)

アスパルフ・アスパルホフ(ブルガリア、Calzedonia Verona)

トイチェフの見出した第2?のカジィスキ。
そのあたりで代表とも今後いろいろあるのかもしれないが、ちゃんと緑のジャージを着てほしい。
プレーオフでカジィスキとの対角実現か、という夢もあるけど(ないかー)そもそもヴェローナプレーオフ残れるかががが…。
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パヴェル・テチューヒン(ロシア、Bergorie Belgorod)

そりゃ気にはなるテチューヒンjr。最近特に長い手を活かしたスイングとラインショットが御父上に似てきた。いかんせんあと10cm欲しかったというところであるが、こういうジュニアが今後どういうキャリアを踏んでいくのかというのが、気になるところ。そういう意味ではプロのメッカであるイタリアからNCAAに渡ったガルディーニJrの今後というのもなかなか気になるのである。
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1999年世代(西田世代)

コンスタンチン・アバエフ(ロシア、Lokomotiv Novosibirsk)

昨年の欧州ジュニアMVPセッター。なかなか海外に出ないロシアにおいて、すでにブルガリア、フランスリーグを経験しているというなかなか面白い存在。だからこそスタメンで出られるチームにいてほしかったが、今年はジズガの控えがほとんど。リズムが良くて小気味いいセットをするんだけど、いかんせんスタメン奪うまでいかない。東京後のロシアセッター争いに食い込めるか(白チームのセッター)。
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ジェイレン・ジャスパー(アメリカ、Stanford University)

まだまだ荒いし、女子っぽい打ち方が気になるっちゃなるんだけど、もしかしたら化けるかもしれない。
こういうのが、プロ入り後2,3年でグッと良くなるのがアメリカの選手には多いのだが、果たして。
選手の組み合わせによってはパイプ打ったりして、割と器用なところはある。
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1998年世代(新井、宮浦世代)

リッカルド・スベルトリ(イタリア、Powervolley Milano)

なんで2コ上にジャネッリがいるかなぁというちょっとかわいそうな年に生まれてしまったミラノのセッター。この年であんなにかっちり上げられるってすごいよなぁ。でもジャネッリいる限りは代表でレギュラーってのはちょっと難しいかなぁ。タイミング次第でルーベか、ペルージャに行くんじゃないかな。
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アディス・ラグムジヤ(トルコ、Arkas Spor)

ボスニアにルーツを持つ210cm級のオポジット。父君は旧ユーゴ代表でプレーしていた。
たぶん数年のうちにはイタリアかロシアでプレーすることになるだろう。
恵まれた体躯と、わりに小技がきくあたり、ユーゴ系のルーツとジュリッチと割とかぶるんだけど、ちゃんと太らずに節制していただきたい。
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ボジダル・ヴチチェビッチ(セルビアACH Volley Ljubljana)

アタナシエビッチ、ルブリッチと控えまでレベル高いセルビアオポジット争いに殴り込みをかけるヴチチェビッチ。セルビアでは最近見てなかった荒くれもの系なので、見ていてハラハラするところもあるが、控えとしてはルブリッチよりはこっちのほうが面白いかなぁ、という気もする。
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1997年世代

デナン・ギマー(カナダ、UCLA)

最近の難読選手トップ10には入る。Daenan Gyimahでデナンなのか、ダナン、デーナンとファーストネームもよくわからんし、ギマーなのか、ジマなのかといろいろ悩んでしまう。
と言ってる間に彼ももうシニア。ジャンプのインパクトでいわゆるYoutube受けが先行している感もあるんだけど、ブロックもどんどん良くなってると思う。ただステップ踏めないことが割と多い印象も。UCLAでも最近はS2のサイドアウトでは外から打つことも多いし、もしかしたらオポになるかも。でもヴァーノンいるしなぁ。
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アレクス・グロズダノフ(ブルガリア、consar Ravenna)

ブルガリアはほんっとこういう愚直ながらも、基本に忠実で堅いミドルを育てるのがうまい。
数年前にヴェローナいたころはおっきくてジャンプするだけって感じだったのに、数年でここまでになる驚き。
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