Stay Foolish

バレーボール(主に男子)をいろんな視点から見ていくブログ

これで見出しは大体わかるイタリアバレーメディア頻出ワード20

やっぱり活字のバレーメディアはイタリアがすごく発達している。飛ばしの情報が多いのもイタリアの特徴だが。
いくつかのバレーメディアをtwitterでフォローしたりしているが、発達しているだけに投稿数も多い。ある程度見出しがわかれば、気になればアクセスして翻訳かければいいし、気にならなければスルーでいい。
そもそも私もイタリア語はしっかりとはわからないが、だいたいこの単語を抑えとけば何となくどんなニュースかはわかる程度のものを集めてみた。
20語でだいたいわかるなんてのはなかなか横暴で、1割2割といったところか。
間違っていたら申し訳ない。


ところどころ適当にその単語が見出しに使われている記事を引用しているが、選び方に意味はない。
大分昔のものを使っているケースもあるので、そこは注意願いたい。


アルファベット順で。

a:~へ

いろいろ用法はあるみたいだが、a ○○(チーム名)という使い方をされるときは英語のtoと同じ意味。○○が○○に移籍なんてときによく出る。

allenatore:監督

coachが使われることも多い。代表監督はCT(commissario tecnico)で呼ばれることが多い。

amichevole:練習試合

プレシーズンによく出てくる単語

anno:年

〇年契約という意味でつかわれることも多いが、年齢の~歳でも使われる。

biennale:2年

本来は隔年、1年おきといった意味でつかわれるが、契約回りでつかわれるときは、2年契約ということを意味する。3年はtriennale。4年はquadriennale。
バレー界で3年4年契約はまずない。

campionato:リーグ

選手権といった意味だが、基本的にはリーグを指す。

classifica:順位

後出のrisultatiと合わせて、結果と順位といった形でよく見出しを飾る。

confermato:更新

英語ではconfirmationだろうが、来季も契約更新といった文脈でよく使われる。rinnovoやrestaも残留といった意味でほぼ同義と思われる。

e:~と

英語でいうところのand。○○と○○の試合、○○と○○を獲得など、見出しでよく出る。

estero:外国

イタリア国外の話題の場合は、このワードが使われる。

giappone:日本

これが出てくると、日本にだれかが移籍する、もしくは日本人がどこかに行く記事の確率が高いので要チェック。

infortunato:負傷

このワードが出てきたら、○○が怪我をした、怪我をして試合に出られない系の記事。

maschile:男性

男女どちらのニュースかを表すmaschileは良く出てくる。女子はfemminile。略して男子はM、女子はFとされることも多い。

mercato:市場

スポーツでは移籍市場の意で使われる。

nuovo:新しい

新監督、新セッターなどこれが出てきたら、だれかを獲得したニュース。

pallavolo:バレーボール

直訳すると「飛ぶボール」

Palleggiatore:セッター

registaが使われることも。サイドはSchiacciatore、ミドルはcentrale、オポはopposto。略してP、S、C、Oと表記されることも多い。

punto:点

3puntoが出てくれば、勝ち点3を獲得。例えば30puntoが出てくれば、誰かが試合で30点とったいう意味

torna:帰る

移籍でどこどこに帰る、というのもよくつかわれるが、torna in campo でフィールドに帰る、転じてケガから復帰という意味でも頻出

ufficiale:公式

飛ばしが多いのもイタリアの記事の特徴だが、ufficialeが出てきたら、(ほぼ)決まりである情報

vince:勝利

スノーバレーのルールと戦術

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スノーバレーはその名の通り、雪の上で行うバレーボール。
従前より、スイスやオーストリアでは行われてきたらしいが(日本でも)、近年FIVBが目をつけ冬季五輪の種目入りも狙っている。昨年からはワールドツアーも始まっている。


基本的にはビーチバレーに近いルールであるが、大きな違いとしては、15点3セットマッチである点。そして3人で行う点が挙げられる。なぜ、3人に増えているのにビーチの21点3セットマッチより短いのだろう?もともと11点制だったらしいので、寒い中、見ている人のことを考えてなのかもしれない。あと細かい点では、ブロックタッチはワンタッチに数えない、控えが一人いる、手袋とかつけていいなんかがあるだろうか。
以前、3人制の可能性について述べた記事もあったが、実際にトップレベルで行っている動画から、スノーバレーの戦術を見ていきたいと思う。

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昨年のワールドツアー、クロンプラッツ大会の決勝、アメリカ-ロシアを見ていく。

砂と雪の違い

砂質、雪質にもよるので、一概には言えないが基本的には砂よりは雪のほうが硬いようにビデオからは見受けられる。滑るという面はあるだろうが、スパイクのついた靴を履いているらしいので、そこまでツルツルというシーンはないし、反発を使ったジャンプしているので、スパイクの打点はビーチバレーより高いと思われる。ただビーチに慣れた選手にとっては、逆にやりにくいかもしれない。
雪が硬いというのもあるし、そもそも3人いるというのもあるが、ダイブをする場面というのはほとんど見られない。ラリー時間を延ばしたいという理由から3人制にしたのだろうが、結果的にラリーの続く時間はそんなに変わらないかもしれない。「おおっ、それ拾うか!」みたいなラリーもスノーバレーではなかなかない。


エンドラインの後ろのエリアがビーチより狭いからなのか、あまり強いサーブを打つ選手はいない。
ジャンプスピンも少ないと思う。なにか理由があるのかもしれない。

基本的に

両チームともサイドアウトでは2人のレセプション、1人のセッター。ブレイクでは2人がネット際にいて、セットに応じて、1枚ブロックで2枚ディフェンスというのは変わらない。ほかの試合もざっと見てみたが、これはどのチームも変わらなくて、さすがに2枚ブロックを常用するようなチームは見受けられなかった。

チームの構成

アメリカ:ブロッカー、ブロッカー、セッター/レシーバー

ロシア:ブロッカー、ブロッカー/セッター、レシーバー

まだまだ未知の要素が多い3人制なので、誰がどのような役割をするのか、というのは興味の湧くところ。
アメリカは少し身長の低い選手(調べたらいっても190あった)がサイドアウト時はセッターを、ブレイク時は唯一ブロックに跳ばないレシーバーとしてプレーする。もちろんブレイク時でも上げられる場面ではセッターもこなすし、逆に一本目をとったときなどはスパイクを打つ。基本的にはビーチバレーの選手が参加しているパターンが多いので、基本的にはみんな、どのプレーも問題なくこなす。


一方、ロシアは高身長の選手がサイドアウト時でも、ブレイク時でもセッターを務める。アメリカとロシアでは、ビーチバレーのポジションでいえば、ブロッカー2人とレシーバー1人という構成は変わらないが、セッターの役割をするのが、ブロッカーかレシーバーかで異なっている。
ただスノーバレーには控えもいるし、別にローテーションはないので、自在に変化することも可能だろう。

サイドアウトの攻撃

アメリカ:両サイド

ロシア:センターセミとレフト

アメリカはマッキビン兄弟のマディソンが左利きということもあるので、両サイドからの攻撃。しかし、左利きの選手がいないとしても基本的には両サイドからの攻撃をするだろう。この違いはアメリカ側に特徴がある、というよりロシアが真ん中とレフトからの攻撃にしているほうに、より強い理由があるのだろうと思う。ロシアはビーチではブロッカーをしているような選手がセッター役をしているので、極力バックセットをさせたくないのだ(、おそらく)。ビーチでは基本的にはバックセットすることはほぼないので、フロントセットのみで完結させたいのだろう。
一方、アメリカのセッター、マッキビンはもともとセッターでセリエAにいたこともあるくらいなので、言わずもがな。

ディフェンスでもロシアはライン閉めが多め、アメリカが6ゾーン閉め多め、トランジションでも少し違いはあったが、長くなりそうなので、この辺で。ただ、やっぱり3人に増えた分、戦術というか、ビーチよりも選択肢が多いように思う。


スノーバレー、なかなかおもしろいと思う。単に物珍しさもあるが、実際にやってみてもおもしろそう。砂ほど口に入ったり、汚れたりしなそうだし。
冬季五輪でもバレーボールがみられる日が来る日を楽しみにしたい。

誰かと似てる世界のバレーボール選手

結構、無理があるのが多いと思う。私の中でイメージとして定着してしまっているものが多い。
下手な鉄砲も数打ちゃ当たる。
ただここで双方並べてしまうとさすがにきついので、各自Google画像検索などで答え合わせして、似てないのはそっとスルーしていただきたい。
失礼な例もあると思うが、先にお詫び申し上げておく。


また、掲示板Inside volleycountryのスレより多く参照している。
player look-alikes - General Section - Inside VolleyCountry

思い出す、出さないの問題も大きいので、しれっと増えているかもしれない。
もし他に、これはというのがあれば、ぜひ教えていただきたい。

クビアクとイヴァン・チュピッチ(クロアチアハンドボール選手)

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写真によっては結構似てるし、写真によっては全然似てない。
気になった方は画像検索をぜひ。綴りはIvan Cupic


ルーカスとパウ・ガソル(NBA選手)

これは割と有名な話。もじゃもじゃだし、背番号16だし、あの白熊感ね。
blogs.lance.com.br

アナスタージとジョージ・クルーニー

わかってる…無理があるのは、わかってる。
ここにモウリーニョもはいってきちゃうんだよなぁ。

ネッリとバックトゥザフューチャーのビフ

顔が似てるっていうか、表情筋が似てる。
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N.ペンチェフと大谷翔平

これも似てないんだけどなぁ、見るたびに思い出す。
なにかが似てるんだろうなぁ。

アルベルト・ポロとカイロ・レン(スターウォーズ)



シン・ヨンソクと浜口京子

ムアグトゥティアとダンテ

ていうか最近、プレーも寄せてきてない?

スタンリーとニコラ・カラバチック(フランスのハンドボール選手)


ヘイネンとデヴィッド・モース(俳優)

グリーンマイルの看守役とか。クレクちょっと入ってるよね。

19/20コッパイタリア決勝のレビュー

先週のコッパイタリア決勝、ルーベ・チヴィタノーヴァ-ペルージャのレビュー。
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スマホで見る場合、時間指定がある場合は一回アプリ閉じないと次の時間指定が有効にならない。

Cucine Lube Civitanova 3(21-25 25-23 25-23 34-36 15-10)2 Sir Safety Conad Perugia

リーグでも首位を争う両チームの決勝となり、順当な組み合わせと言えよう(ルーベートレント紙一重だったが)。この試合自体もフルセットまでもつれる白熱した内容となった。

サーブ戦術は言わずもがなルーベはレオン狙い、ペルージャはレアル狙い。東京五輪でも、どのチームも彼らを狙うことになるだろう。レオンは狙われてもそこまで苦にならないが、レアルはなかなか崩れの度合いも大きい。そのあたりはリベロユアントレーナが打つ前にうまく隠したり、守備範囲を狭くしたり、うまくフォローをしていた。


2セット目、2-1、9-8の場面あたりが顕著であるが、やはりこれはフローターサーブ相手だからできることであって、ペルージャはもう少しスピン系で攻めたかったところである。
https://youtu.be/SOqk3kySchE?t=289
https://youtu.be/SOqk3kySchE?t=333



ペルージャのブロックの考え方はオポジットのリヒリツキを軽視して、パスが良ければ1枚ブロックでも良いという意識。ミドルは完全にリヒリツキを頭から外している。レフト側のブロッカーもかなり中に締めてくるので、ルーベ側もいわゆるAクイックはまず使わない。B打つか、Aの位置からレフト側に流したクイックを打つことで、2枚のブロックと勝負することは避けている。

リヒリツキが後ろの時はもっと中に締めてくるので、パイプもなかなか使いづらいんだけど、ブルーノのパイプ使うところがうまくて、S1でライト側のユアントレーナにどうしてもレオンがリリースしてしまう場面だったり、セッターがブロックスイッチしてる場面とかよく見てるよなぁ、と思う。

https://youtu.be/SOqk3kySchE?t=437
https://youtu.be/SOqk3kySchE?t=1030



ルーベのブロックは、ランザとクイック軽視。で、やっぱりレオンとアタナシエビッチ重視なので、ルーベのミドルはゲスとまではいかないまでも、クイック無視な場面も多かった。ペルージャはそこでもう少しクイックとパイプ使えなかったかと。ペルージャがパイプを使ったのはたぶん3本くらいで、たぶんレオンは1本も打ってない。これが解せない。確かにルーベがうまいことレオンのパイプ使わせないサーブは打ってたけど、もうちょい使えたと思う。
https://youtu.be/SOqk3kySchE?t=105



互いに1セットを取り合い、3セット目の13-13の場面。長いラリーでランザに上がったスパイクをシモンがブロックした場面。
正直、アタナシエビッチがセットの精度もあって、調子がいまいちな空気が出始めていたが、それを感じたシモンが真ん中からレフト側にまず絞り、真ん中にフェイクをかけることでランザにセットさせるよう仕向ける駆け引きで仕留めた。
https://youtu.be/SOqk3kySchE?t=731


このあとのディアマンティーニのサーブに崩されたのもあるが、これによってヘイネンはランザを変えることを余儀なくされた。変わったプロトニツキ自体は良いプレーをしたが、結局外国人枠の関係でミドルのポドラスチャニンを外さざるを得なかったこと。これで大勢きまったかなと。
両ミドルがイタリア人となって、ルーベのブロックはさらにミドルを軽視できるようになって、アタナシエビッチは調子いまいちなので、レオンにブロックを集められる回数が増えた。
ポドラスチャニンがはずれることによって、フローターサーブが増え、レアルにかけられるプレッシャーも減ってしまった。


4セット目はペルージャが取るのだが、ルーベが24-22から追いつかれてしまったもの。内容的には3-1の試合でもおかしくはなかった。
それを言っちゃあお終いよ、なんだけど、ユアントレーナがイタリア人なのがね。結局ミドルにシモンを使えるルーベと、ポドラスチャニンを外さざるを得なかったペルージャ
やっぱりペルージャはミドルに外国人使うためには、イタリア人セッターが欲しいだろなと。ジャネッリ無理だし、トラビツァで行けんのか、ってのはあるけどブルーノってことはないだろう。

シングルレッグセッティング

デセッコやジャネッリを見ていると、片足で踏み切ってセットすることが多いことに気付く。

 
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もちろんこれは自分から離れたところのボールを上げに行く時の話で、一歩、二歩くらいの距離で片足ということはない。

あくまで頻度が高いという話だが、例えばマルーフが片足で踏み切るのは見たことがない。片足でジャンプするくらいなら、ジャンプをしない。
アメリカではフットワークにやたらこだわる傾向にあるので、片足で踏み切って上げるというのは、体系立てられてスキルの中に入ってきているが、あくまで緊急時のスキルという点が強調されているように思う。

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デセッコやジャネッリはもう少し広い範囲で、割と間に合うようなタイミングでも片足踏切を使っているように見受けられる。

私がここで述べたいのは、片足で踏み切ってあげるというのは緊急時のスキルである以上に、もう少し色々な場面で使っても面白いスキルなのではないかということ。


その利点について、いくつか仮説を立ててみたが、あくまで仮説であるので、正しいかどうかの保証はない。

早いタイミングでジャンプセット動作に移行できる

これは仮説というか、単に最大の利点として、疑う余地もないのだが、両足で踏み切ると間に合わないので、片足で踏み切る。
ハーデンの片足3pなんかもこれだろう。
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動いている状況では、片足踏切のほうがボールに力を伝えやすい

 バスケットボールでも、スピードが乗った状況では、片足踏切でダンクに行く場面が多いように思う。ボールに走っていく状況では、しっかり止まってから上げるより、向かっていくスピードをボールに伝えられるほうが良いのかもしれない。間に合わないからといって、スタンディングセットするより、むしろ無理してでも片足踏み切りしたほうが、もしかしたらいいのかもしれない。

骨盤の角度に自由度が出る。

特にデセッコにみられるが、片足で踏み切ったときはバックセットのほうが多い。
片足で踏み切ったほうが、骨盤を後継しやすく、バックセットしやすいのかもしれない。

軸に乗りやすい

これはちょっと無理筋な仮説な気もするが、往年の竹下佳江を見ていると、あながち間違いでもないかもしれない。
片足で踏み切ったほうが、軸の意識が強まって、ボールを軽く扱えるのかもしれない。さっきのハーデンの片足ももしかしたらこっちの意味も少しはあるのかもしれない。
軸の回転も片足あげたほうがしやすい気がする。
 

股関節にエネルギーを貯められる。

動画では、踏み切るのは右足がほとんどであるが、浮いた左足はボールを離す瞬間、伸展動作をしていることが多い。
ボールに伝えるエネルギーを股関節の伸展によって生み出しているのではないかという仮説。ここまでくると、本人は無意識に違いないと思うが。


よくわからない話になってしまったが、やっぱり日本では、セッターはボールの下に早く入って、止まって上げなさいというのが、基本とされていると思う。
もちろん片足で上げる利点というのは、明らかになっていないのであるが、研究する余地はあるだろう。